群馬県牛乳販売農業協同組合連合会

事業紹介(関東生乳販連 群馬支所)

(1)販売事業

酪農家等が生産した生乳を生産者から委託を受け、関東生乳販売農業協同組合連合会(広域指定団体)と連携し、乳業会社へ販売しています。

(2)凍結精液配布事業

(一社)家畜改良事業団、(一社)ジェネティクス北海道、(株)十勝家畜人工授精所から凍結精液及び受精卵を購入し、県内3カ所のサブセンターを通じて群馬支所構成団体及び農家等へ供給しています。

(3)牛群検定事業

牛群検定は酪農家の乳用牛の個体毎の泌乳成績、乳質、繁殖成績などを調査・分析し、乳用牛の改良、繁殖管理、給与飼料の改善等に活用し、経営改善に役立てています。県内の6牛群検定組合を統括し、牛群検定及び後代検定の推進を図っています。

(4)指導事業

ア 乳質改善事業

安全で美味しい高品質な群馬県産生乳の安定生産を推進するために、各種事業を実施しています。

① 群馬県原乳品質改善共励会の開催

県内酪農家(全量販売委託)が参加し、年間の乳質検査成績を集計し、原乳品質改善共励会を開催しています。

② 乳質格差制度の実施

生乳の総菌数、体細胞数、乳脂肪率、無脂乳固形分率について適性に評価し、良質乳の生産を推進しています。

③ 生乳の安全安心の推進

生乳の安全性確保のため、「生乳生産管理チェックシート」の酪農家の記帳状況を調査しています。

イ 補助事業・リース事業

国や団体の補助事業やリース事業を実施し、酪農家の経営及び生産性の向上を支援しています。

① 乳用牛長命連産性等向上緊急支援事業

長命連産性の能力の高い乳用種雄牛由来の精液又は受精卵を活用し、長命連産性に重きを置いた牛群構成への転換を図るための補助事業です。
事業の詳細は、
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/chomeirensan.html
https://www.dairy.co.jp/chojo/index.html

② 生産振興対策事業(ゲノミック評価による生乳価値向上対策)(県単)

ゲノミック検査を実施し高能力な乳牛を選抜。
また、選抜された乳牛に対し受精卵移植技術を用いることにより、効率的に乳牛改良を推進するための補助事業です。
事業の詳細は、https://www.pref.gunma.jp/page/8942.html

③ 酪農生産基盤強化総合対策事業(Jミルク)

酪農乳業持続可能性強化事業・担い手育成対策(研修支援)
酪農後継者や新規就農者などが、国内外の酪農場での研修による自己研鑽を行うことに対する支援事業です。
事業の詳細は、
https://www.j-milk.jp/gyokai/seisankiban/h4ogb4000000iava-att/a1743652977276.pdf

④ 飼料生産基盤立脚型酪農・肉用牛産地支援事業(エサ活事業)

輸入飼肥料に過度に依存しない安定した酪農・肉用牛経営を推進するため、地域の酪農・肉用牛経営者等が連携して、飼料生産基盤、国産生産資材を最大限に活用して良質な飼料の生産を最大化する取組を支援する補助事業です。
当組合は協議会事務局として推進活動及び要件の確認、事業効果の測定を実施しています。
事業の詳細は、https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/esa_katu/r7_esa_katu.html

⑤ リース事業

生乳生産関連施設並びに環境関連施設等を(公財)畜産近代化リース協会及び(一財)畜産環境整備機構から借り受け、再貸付するほかリース料等の受払業務を実施しています。

(5)牛乳消費拡大対策

安心・安全な牛乳の消費拡大、牛乳に関する知識の向上、ぐんま産牛乳のイメージアップのための活動を群馬県牛乳普及協会・関係機関等と連携し行っています。

①テレビ・ラジオ・新聞等を利用した理解醸成、PR活動
②ミルクカップサッカー大会などスポーツ大会の開催
③牛乳消費拡大、理解醸成を図るためのイベント開催
④牛乳絵画・はり絵コンクール(県牛乳普及協会事業)の開催
⑤各種イベント会場におけるPR活動

(6)集送乳事業

酪農家から県内2クーラーステーション(県央CS、吾妻西部CS)へ集乳し、品質チェック、冷却し、県内乳業会社を中心に約40社へ出荷しています。